マウスガードは、空手やボクシングなどの格闘技、
あるいはラグビーなどの激しい衝撃を伴う球技などのスポーツで使用します。
院長の丸山誠二です。私事ですが私は大学入学と同時に空手道部に入部し現在も空手を続けています。現在も、地元の道場に週に4~5日程通っており、空手暦25年以上になります。以前は大会に選手として参加していましたが、現在は大会に審判員として、時には大会ドクター(歯科医師)として参加しています。
一空手競技関係者として、また一歯科医師として私見を以下に書きます。
私自身、大学生の最初の3年間ほどは、マウスガードなしで稽古をしていました。恥ずかしながら、そのせいで前歯を1本脱臼してしまった経験があります。
口腔外傷報告(1995)では、アメリカンフットボールにおいては、マウスガードが義務付けられているため、口腔外傷が試合中に起こるケースは、全外傷の 0.07% に過ぎないが、バスケットボールの場合、通常、選手はマウスガードを試合中に装着しない為に、口腔外傷は全外傷の 34% にものぼると報告しています。
空手などのコンタクト競技では、近年マウスガードの装着の義務化に伴い、口腔内外傷は激減しています。
しかし、大会では不適合なマウスガードの着用により、競技能力が低下したり、防げる筈の外傷を十分に防ぐことができなかった場面に遭遇することがよくあります。
競技能力向上、外傷をできる限り軽症に抑えるため、オーダーメイドのマウスガードの装着を強くお勧めします。
マウスガードの種類として「マウスフォームドタイプ」と「カスタムメイドタイプ」があります。
丸山歯科医院では、「カスタムメイドタイプ」のマウスガードを作製しております。 種類は3種類あり、初心者向けのシートが一層のシングルレイヤー。 上級者用のシートがラミネートタイプになっているダブルレイヤー、トリプルレイヤーがあります。